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大洋村の取り組みを新聞で知り、是非行ってみたいという班員の希望で、見学の申し込みを平成15年の3月にしました。しかし見学が殺到し、やっと11月末に予約が取れました。期待を胸に9人で茨城県の大洋村に出掛けました。
ここの特徴は寝たきりゼロをめざして「大腰筋」に着目していることです。そしてはっきりとした良いデータや結果を出し、公表しています。
村は、ふるさと創生事業を機に“健康づくり”の展開を図って14年目になります。特に平成8年からは筑波大学先端学際領域研究センター(TARA)・大洋村健康増進課及び財団法人大洋健康づくり財団(とっぷ・さんて大洋)の共同事業で学術的な研究と行政の栄養指導および実践的な運動を融合させた健康づくりの取り組みをしています。
身体の測定調査内容は8項目で、「筋量」「筋力」「脂肪量」「骨密度」「動脈の柔軟性」「平衡機能」「歩行姿勢」「ライフスタイル調査」で運動指導後における身体機能の変化を把握するための基礎データとしています。
自分で測定きるものは自ら数値を記録します。自分自身で記録することにより効果や変化が確認でき健康意識が高まり次への意欲が湧きます。また医学的に身体内部はMRIで6ヶ月に1度調査をし、免疫力の調査などのメディカルチェックも2週間に1度行っています。ここではデータ数値の掲載はいたしませんが、その成果
(1) 大腰筋 (※注1) が強化された(筋力・筋量の増加で転倒減る)
(2) 大動脈派速度の増加(血管の若返り)
(3) 風邪の菌などに対する抵抗力アップ(免疫能増加)
(4) 老人の体力向上(老人医療費の軽減ができた)
などの成果が上がりました。
運動内容は筋力トレーニングが主でチューブを使った「足のスイング運動」「スクワット」「椅子に腰掛けてのひざの曲げ伸ばし運動」などで大腰筋を鍛える運動です。運動を継続的行うことで身体機能が確実に維持・増進されます。
年齢に関係なく筋量が復活することを知ったことは、私たちの大きな励みになりました。実際70歳の男性が40歳代相当の大腰筋量になり、寝たきりの方でも正しい指導により起き上がって歩行可能にもなることが分りました。これこそ「寝たきりゼロ作戦」の近道です。
また、施設内には動物セラピーのために馬を飼育したり、陶芸館での作品づくりで指先の訓練なども行っています。高齢者ばかりでなく、障害者や小.中.高校生のこころの悩みにも効果が期待でき村全体で健康志向が高まっています。 |