甲府市女性市民会議(六期生)は、男女がともに生きるまちづくりを目指し策定された「こうふ男女参画プランに基づき、平成14年2月から2年間にわたり学習活動を行った。

「人権の尊重と男女平等の意識づくり」「まちづくりへの男女共同参画」「ともに生きるための福祉環境づくり」「生涯を通じた健康づくり」を基本テーマに4つの班に分かれ、それぞれ自主的実践活動を展開した。
2年間の集大成を「班活動報告書」(甲府市女性市民会議発行)にまとめ発表した(2004.02)。以下は、平嶋恵子が参加した3班の活動報告、「班活動報告書」からの抜粋である。

●甲府市女性市民会議第六期生3班メンバー(50音順)
青沼能婦子・飯島たみ子・\守正子・三枝晶子・志田澄子・下出幸子・鷹野かつ子・丹後つる代・永井直江・中村律子・西山治美・平嶋恵子(班長)・三井早苗

ともに支えあい 楽しく 元気に 美しく 03

活 動 の 内 容

2.白州町のカモンバレー見学
2003年5月・6月・12月 / 白州町白須上・白州町体育館

白州町では健康づくりに重点をおき、発案者の飯田忠子体育指導会長が「言葉の文化」「食の文化」「体力づくり」の三つを提唱し高齢者の健康づくりを目的にカモンバレーを町民に広めています。一人住まいの高齢者は声を出す機会が少ないため、言葉を忘れ、家に篭りがちになり、体力が衰えてやがて寝たきりになりやすい。そんな背景の中でカモンバレーが生まれました。

カモンバレーは軽い準備体操で体を慣らし、特色ある“抱き合う挨拶”(写真1)で始まり、名前のとおり「いくぞ〜!」「カモ〜ン!」と大きな声を出して、軟らかいボールを打ち合う遊戯性のあるゲーム(写真2)です。勝敗があるので皆熱中します。爽やかな汗を流し背筋を伸ばし、筋肉を強化します。血液の流れも良くなる有酸素運動で健康の増進になります。

運動の後は食欲も進み、皆で持ち寄る食べ物をかこみ楽しく語り合うことが、ストレスを解消し、明日への活力になります。カモンバレーは徐々に参加者も増え、外出の機会が減る冬期でも室内で出来るので、年間を通して有意義に活動できます。豊かな老後を「健康」の二文字で過ごせるように皆張り切っています。「眼が覚めて、今朝の命に感謝する」そんな心情で美しく年を重ねていくよう心掛けているとのことです。    

写真1

写真2

私たちはその後、カモンバレーを始めてから一か年が経過している「のびのび学級」の方々のところを訪問し、体力面、精神面においてどのような変化があったのか次のとおり感想を伺ってきました。

骨折した後リハビリのために参加したが、その後「皆と一緒に運動したい」という気持ちが大きくなり、いつも参加している。
「カモンバレーをしているのを見るだけでもいいから」と誘われ、今は楽しいので自分から積極的に参加し、とても元気になった。
70歳で退職して家に入ったとたん、うつ病になり始めたが皆に声をかけてもらい、やっと元気になった。
話題が豊かになり、近所の人や家族とも、よく話しをするようになった。
自分自身が若返り、とてもおしゃれを意識するようになった。
男性の参加者が増え、家でも夕食の手伝いなどをしてくれるようになった。
とにかく足腰が丈夫になった。歩くのが早くなった。
運動はおもしろくて、楽しい。食事がおいしくなった。
皆と話し合うようになって、今までガンコだった自分の意識を変えていこうと思った。

まとめ

カモンバレーが始まって約一年が経過し、精神面・健康面でこのように大変良い結果が得られています。具体的には、

(1)食事量が増え栄養バランスがよくなったこと。
(2)ストレスが軽減され、睡眠がよくとれるようになったこと。
(3)筋力が強化され、転ぶ回数が減った。結果、病院に行く回数が減ったこと。


などを飯田先生は上げてくださいました。

男性の参加者も多いのも特徴的だと感じました。これは抱き合う挨拶があるからでしょうか?ウキウキ・ワクワクした気持ちで心身共に若返るのでしょう。

とにかくハツラツ笑顔です。「生きていることを楽しんでいるな」と感じました。声を掛け合うことで孤独感から開放され、安心した気持ちになる。お互い支えあっている。だから皆仲がよい。

「カモンバレー」をきっかけとして、歳をとっても元気で楽しく有意義な暮らしが出来ることを、これから高齢化を迎える私たちに証明してくれました。

確実に到来する老老介護のお世話にならないよう共に支えあい、今のうちから日々努力することで「いつまでも元気で美しく」いられるようです。

白州町の皆様の畑でとれた野菜をおみやげにいただいて嬉しい私たちでした。



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